STANDSSTANDS(スタンズ)『ALL YEARS LEAVING』~ギター・ポップ度★★~イギリスはリヴァプールから、またまた素晴らしいバンドが登場しました。またまたと言うのは、【コーラル】【バンディッツ】【ズートンズ】と続けざまにリヴァプールから爽やかな新人バンドが登場してきたからです。 私はこの中で聴いたのはまだコーラルだけですが、少なくともコーラルよりはシンプルでオーソドックスで分かりやすいギター・バンドです。音はボブ・ディランとバーズを足してやや大人しめの若き日のジョン・レノンの声を被せた感じです。 使用している楽器は、ハーモニカ、ギター、ベース、ドラムス、ピアノ。ギターはアコースティックでリズム・ギターに徹しています。なんと言ってもハーモニカを使用しているのが今時珍しい。まさしく60年代のリヴァプール・サウンドの再来という感じです。 この素朴なサウンドを、物足りないという人もいるでしょうが、聴いているとホッとするなんてロックは珍しいからより貴重です。 11曲目の「Some Weekend Night」ではオアシスのノエルもギターで参加。 このアルバムの日本盤には2曲のビデオクリップが入っています。パソコンのウインドウズ・メディア・プレイヤーで楽しめます。「Here She Comes Again」に見られるクリップは60年代そのもの。バックの女性ダンサーの踊りのダサさまで60年代、ほのぼの気分になれます。 (2004-08-12記) ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|